受付カウンターは、オフィスや店舗、施設を訪れたお客様を最初にお迎えする家具です。空間の印象をつくるとともに、案内や書類の受け渡しなど、日々の業務を支える役割もあります。
「受付スペースに合うサイズが見つからない」
「会社や店舗の雰囲気に合わせたい」
「お客様から見える側をすっきりさせて、内側には収納を設けたい」
こうしたご要望に合わせて検討できるのが、受付カウンターの特注製作です。
今回は、受付カウンターをオーダーする際に確認しておきたいポイントをご紹介します。
1.受付で行う業務に合わせて考える
受付カウンターを計画する際は、まず「どのように使うか」を整理することが大切です。
例えば、来客の案内が中心の受付と、書類の記入や会計を行う受付では、必要な天板の広さや収納が異なります。
- 立ったまま短時間の対応をする
- 椅子に座って説明や手続きを行う
- パソコンや電話を使う
- 書類や荷物を受け渡す
- 無人受付としてタブレットを置く
受付で行う作業と、使用する機器を先に決めておくことで、寸法や仕様を具体的に検討しやすくなります。
2.お客様側とスタッフ側、両方の使いやすさを確認する
受付カウンターは、お客様とスタッフが向かい合って使う家具です。外からの見え方だけでなく、内側での作業のしやすさも考える必要があります。
お客様側では、書類を書きやすいか、荷物を置く場所があるか、椅子や車椅子で近づきやすいかなどを確認します。
スタッフ側では、座った際の足元の広さ、機器の位置、収納への手の届きやすさなどが検討のポイントです。
立って対応する部分と座って対応する部分を分けるなど、運用に合わせて高さや形状を変える方法もあります。一律の寸法で決めず、実際の使い方に合わせて計画しましょう。
3.空間の雰囲気に合わせて材料・仕上げを選ぶ
受付カウンターは面積が大きく、入口から目に入りやすいため、材料や色によって空間の印象が変わります。
木目を取り入れて温かみを出す、白や落ち着いた色でまとめる、会社のイメージカラーを一部に使うなど、周囲の内装と合わせて検討します。
天板、正面、側面、収納内部は、それぞれ使われ方や見え方が異なります。すべてを同じ仕上げにするほか、部分ごとに材料を使い分けることも選択肢です。
見た目に加えて、清掃方法や日々の使用状況、ご予算も踏まえて選ぶことが大切です。
4.配線と機器の設置場所を先に決める
受付では、パソコン、電話、タブレット、決済端末など、複数の機器を使う場合があります。
完成後に配線を考えると、コードが天板の上に出たり、必要な場所に機器を置けなかったりすることがあります。製作前に、次の内容を確認しておくとスムーズです。
- 使用する機器の寸法と台数
- 建物側のコンセントや通信端子の位置
- 配線を通す穴の位置
- 電源タップや余ったコードの収納場所
- 機器の交換・点検に必要なスペース
配線を隠すだけでなく、後から手を入れて確認できる構造にすることも大切です。電気工事が関係する場合は、内装会社様や電気工事業者様との調整も必要になります。
5.収納は「入れるもの」から計画する
受付の内側には、書類、文房具、パンフレット、備品など、さまざまなものを収納します。
収納量だけを増やすと、足元や作業スペースが狭くなる場合があります。何をどれくらい収納するかを整理し、引き出し・棚・扉付き収納を使い分けると計画しやすくなります。
個人情報を含む書類などを扱う場合は、鍵付き収納の必要性も確認しておきましょう。
お客様側から見せたくないものと、スタッフがすぐに取り出したいものを分けて考えることが、すっきりした受付づくりにつながります。
6.搬入・設置条件も製作前に確認する
受付カウンターは大型になりやすいため、設置場所の寸法だけでなく、そこまで運び込めるかの確認も欠かせません。
入口や廊下の幅、曲がり角、階段、エレベーターの寸法などによっては、分割して製作し、現場で組み立てる方法を検討します。
また、壁や床との取り合い、巾木、コンセントの位置によって、納まりの調整が必要になることもあります。
製作・搬入・設置のどこまでを依頼するか、事前に範囲を共有しておくことが大切です。
受付カウンターの特注製作は田口木工へ
田口木工では、東京・埼玉を拠点に、特注家具・店舗什器・木製建具の製作についてご相談を承っています。
受付カウンターについても、設置する空間や業務内容に合わせて、寸法・材料・収納・配線などを確認しながら検討します。設計事務所様・内装会社様からの、図面をもとにした製作のご相談もお寄せください。
お問い合わせの際は、以下の情報があると具体的な確認が進めやすくなります。
- 図面や参考となる写真
- ご希望のサイズと使用目的
- 材料・色・仕上がりのイメージ
- 使用する機器や収納したいもの
- ご予算・ご希望の納期・納品場所
- 搬入・設置のご依頼範囲
まだ仕様が決まっていない段階でも、まずはご希望をお聞かせください。内容を確認のうえ、対応可否や製作方法をご案内いたします。