
お店のカウンターや商品棚、ディスプレイ台など、店舗づくりに欠かせない「店舗什器」。空間の広さや使い方に合わせてオーダー製作することで、見た目だけでなく、日々の使いやすさにも配慮した什器をつくることができます。
一方で、「どのように相談すればよいのか」と迷われる方もいらっしゃると思います。
今回は、店舗什器をオーダー製作する際の、ご相談から納品までの基本的な流れをご紹介します。
1.まずは、つくりたい什器についてご相談
最初に、どのようなお店で、何に使う什器をつくりたいのかをお聞かせください。
例えば、次のような情報があると打ち合わせが進めやすくなります。
- 店舗の業種や什器の用途
- おおよそのサイズ・数量
- 希望するデザインや色
- ご予算
- 納品先・希望納期
最初からすべて決まっている必要はありません。
図面がある場合はもちろん、手描きのスケッチや参考写真からでも、まずはご相談いただけます。図面がない場合は、製作に必要な寸法や仕様をどのように整理していくかも含めて確認します。
2.寸法・材料・仕上げを確認
ご相談内容をもとに、具体的な仕様を確認していきます。
店舗什器は、デザインに加えて「どのように使うか」が大切です。商品棚なら載せる商品の大きさや重さ、カウンターなら作業する方の動きや収納する物などによって、適したつくりが変わります。
材料についても、メラミン化粧板・突板・無垢材などから、見た目、使い方、ご予算を踏まえて検討します。
壁際や柱の間に納める什器などは、現場寸法の確認も重要です。現場採寸の必要性や担当範囲についても、この段階で打ち合わせます。
3.お見積もり・製作範囲の確認
寸法や材料などの条件を整理し、お見積もりをご案内します。
店舗什器の製作費は、サイズだけで決まるものではありません。材料の種類、構造、扉や引き出しの数、仕上げ方法、製作数量などによって変わります。
また、製作費に加えて、塗装・金物・運搬・搬入・設置などがどこまで含まれているかを確認することも大切です。
ご予算に合わせた調整が必要な場合は、材料や構造、仕様の見直しを検討します。仕様が未確定の段階では概算となり、内容の確定後に金額を調整する場合があります。
4.ご発注・最終仕様の確定
お見積もりと製作範囲をご確認いただき、ご発注へ進みます。
製作に入る前に、寸法、材料の品番、色柄、金物、配線用の穴の位置など、必要な項目を最終確認します。納期やお支払い条件も、この段階で確認します。
製作開始後の変更は、追加費用や納期の変更につながる場合があります。
設計事務所様・内装会社様・店舗オーナー様など、複数の方が関わる場合は、最終的な仕様をどなたが確認するかを決めておくと、行き違いを防ぎやすくなります。
5.工場で製作
確定した図面・仕様に基づき、材料の手配、加工、組み立て、仕上げなどを進めます。
大型の什器は、完成時の見た目だけでなく、現場に運び込めるかどうかも考えて製作する必要があります。入口や通路、エレベーターの寸法などによっては、分割して製作し、現場で組み立てる方法を検討します。
そのため、搬入条件は製作前に共有しておくことが大切です。
6.納品・搬入・設置
完成後は、事前に打ち合わせた内容に沿って納品します。
納品当日の作業を円滑に進めるため、搬入経路、車両の駐車場所、作業可能な時間帯、荷下ろしや搬入に必要な人員などを確認します。
製品のお引き渡しまでなのか、搬入・設置まで含むのかによって準備が変わるため、役割分担を明確にしておきましょう。
店舗什器のご相談は、計画の早い段階から
店舗什器のオーダー製作は、基本的に**「ご相談 → 仕様確認 → お見積もり → ご発注・仕様確定 → 製作 → 納品」**という流れで進みます。
希望納期から逆算する際は、工場での製作期間に加えて、打ち合わせや材料手配の時間も見込んでおくことが大切です。
田口木工では、特注家具・店舗什器・木製品の製作についてご相談を承っています。
「図面をもとに製作をお願いしたい」「店舗に合うサイズでカウンターをつくりたい」など、ご計画の内容をお聞かせください。用途やご予算、納期を伺いながら、製作方法を一緒に検討いたします。