
「埼玉県の木を使って家具をつくりたい」
「店舗やオフィスに、地域らしさを取り入れたい」
「県産材を使いたいけれど、どこに相談すればよいか分からない」
埼玉県で育った木は、建築材料だけでなく、家具・店舗什器・建具・小物など、さまざまな製品に活用できます。
田口木工では、地域材を使いたいというご希望を伺い、用途やご予算に合わせた製作方法を検討しています。
今回は、埼玉県産材を家具や木製品に取り入れる方法と、ご相談時のポイントをご紹介します。
1.埼玉県産材とは?
埼玉県産材とは、埼玉県内で育った木を原料とする木材です。県内には秩父地域などの森林があり、杉やヒノキなどが生産されています。
ここで確認しておきたいのが、木が育った「産地」と、家具をつくる「製作地」の違いです。
埼玉県内で製作した家具でも、使用する木材が必ず埼玉県産とは限りません。
「埼玉の木を使いたい」というご希望がある場合は、製作の相談時に、材料の産地指定としてお伝えください。
2.家具や店舗什器への取り入れ方
県産材は、家具全体に使う方法だけでなく、目に見える部分や手が触れる部分に取り入れることもできます。
例えば、次のような使い方が考えられます。
- 店舗カウンターの正面に杉の板を張る
- ベンチの座面にヒノキを使う
- 商品を置く陳列台や飾り棚をつくる
- 収納家具の扉や取手に取り入れる
- 室内の間仕切りや木製建具に使う
家具の用途によっては、合板や金属などと組み合わせ、必要な強度や使いやすさを確保します。
「どこに県産材を使うと、その良さが伝わるか」を考えることで、ご予算に合わせた導入を検討できます。
3.小さな木製品から始める方法もあります
大きな家具を導入する機会がなくても、店舗や事務所で日常的に使う物に、地域の木を取り入れる方法があります。
案内サイン、卓上の表示台、商品用のディスプレイ台、木箱なども、その選択肢です。
例えば、埼玉にゆかりのある商品を販売する店舗で、陳列台にも県産材を使えば、商品と空間の両方で地域とのつながりを伝えられます。
小さな製品でも、使う目的や設置場所に合う寸法・仕上げを考えることが大切です。
4.産地に加えて、材料の仕様も確認します
同じ埼玉県産の杉やヒノキでも、色合い、木目、節の入り方は一枚ずつ異なります。
自然な表情を生かしたいのか、節の少ないすっきりした見た目にしたいのかによって、選ぶ材料や価格が変わります。
また、家具に使用する際は、乾燥状態や必要な厚み、強度、仕上げ方法なども確認します。産地の条件と、家具として必要な条件を合わせて検討することが重要です。
「県産材であること」と「希望する用途に適していること」の両方を確認して、製作を進めます。
5.産地の証明が必要な場合は、事前にご相談ください
埼玉県には、県産木材であることを証明して供給する「さいたま県産木材認証制度」があります。
施設への導入や、産地を明記して紹介する計画などで証明書類が必要な場合は、材料を手配する前に、その条件を共有することが大切です。
必要な書類や確認方法は、案件によって異なります。後から書類をそろえようとしても対応できない場合があるため、計画段階で確認します。
また、家具の一部に県産材を使う場合は、「天板に埼玉県産ヒノキを使用」など、使用箇所を具体的に伝えることで、分かりやすく正確な紹介になります。
6.埼玉の木を、県外の店舗やオフィスへ
埼玉県産材を使う場所は、埼玉県内に限りません。
東京の店舗やオフィスなど、都市の空間に地域の木を取り入れることも、活用の一つです。
家具や木製品に産地の紹介を添えれば、利用する方が「この木はどこで育ったのだろう」と、地域の森林に関心を持つきっかけになります。
地域材の利用は、林業・製材・加工・製作など、木に関わる仕事への需要にもつながります。使う方にとって必要な製品として形にし、長く活用してもらうことを大切にしたいと考えています。
7.ご相談時にお知らせいただきたいこと
県産材を使った製作をご検討の際は、次の情報があると具体的な相談が進めやすくなります。
- つくりたい家具・木製品と、その用途
- 希望する樹種や産地
- おおよその寸法と数量
- 節の有無や色味など、見た目の希望
- 産地証明などの書類の必要性
- ご予算・納品先・希望納期
材料の寸法や数量、乾燥・加工の条件によっては、調達に時間がかかることがあります。産地を指定する場合は、早めに相談することで、調達できる材料に合わせた設計も検討しやすくなります。
埼玉県産材を使った家具・木製品のご相談は田口木工へ
地域の木を活用するためには、材料を選び、加工し、実際に使える製品へとつなぐことが必要です。
田口木工では、埼玉県産材をはじめとする地域材を活用した家具・店舗什器・建具・木製品についてご相談を承っています。
「埼玉の木を使いたい」という段階からでも、ご希望をお聞かせください。
用途やご予算、材料の調達条件を確認しながら、地域の木を身近な空間に取り入れる方法を一緒に検討いたします。