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特注家具の製作費はどうやって決まる?木工所が解説

「カウンターをオーダーしたいけれど、どのくらい費用がかかるのか分からない」
「同じような大きさの家具でも、見積もり金額が違うのはなぜ?」

特注家具をご検討される際、気になるのが製作費ではないでしょうか。

特注家具は、一件ごとに寸法や材料、仕様が異なります。そのため、大きさだけではなく、使用する材料や製作にかかる手間などを組み合わせて金額が決まります。

今回は、特注家具・店舗什器の製作費を左右する主なポイントをご紹介します。

1.使用する材料と仕上げ

家具の製作費に関わる要素の一つが、材料の種類です。

メラミン化粧板、突板、無垢材など、使用する材料によって、材料費だけでなく加工や仕上げの方法も変わります。

例えば、同じ木目の家具でも、木目柄のメラミン化粧板を使う場合と、天然木の突板に塗装する場合では、必要な工程が異なります。無垢材も、樹種や幅、厚み、節の有無などによって価格が変わります。

「この材料なら必ず安い・高い」と一概にはいえず、材料と仕上げの組み合わせで考えることが大切です。

2.サイズと材料の取り方

家具が大きくなるほど、一般的には使用する材料も増えます。ただし、製作費は単純に大きさに比例するわけではありません。

合板や化粧板には規格サイズがあり、そこから必要な部材を切り出して製作します。わずかな寸法の違いで、必要な板の枚数が増えることもあります。

また、木目の向きをそろえたり、扉同士の柄をつなげたりする場合は、材料の取り方に制約が生まれます。

使い勝手やデザインに支障がなければ、寸法を少し調整することで、材料を効率よく使える場合があります。

3.構造と加工にかかる手間

外から見た大きさが同じでも、構造によって製作の手間は変わります。

例えば、棚板だけのオープン収納と、扉や引き出しが付いた収納では、必要な部材や加工、組み立て、調整の量が異なります。

費用に関わる仕様には、次のようなものがあります。

  • 扉や引き出しの数
  • 曲線や斜めの加工
  • 配線用の穴や機器を組み込むための加工
  • 重量物を載せるための補強
  • 現場で組み立てるための分割構造

見た目がシンプルな家具でも、納まりや強度を確保するために手間がかかる場合があります。

4.金物・部品の種類

丁番や引き出しレール、取手、鍵、アジャスターなどの金物も、製作費を構成する要素です。

同じ引き出しでも、収納する物の重さや、引き出せる範囲、ゆっくり閉まる機能の有無などによって、使用するレールが変わります。

店舗やオフィスで頻繁に使う家具では、使用頻度や荷重に合った部品選びが必要です。価格と使いやすさ、耐久性のバランスを考えて仕様を決めていきます。

5.製作する数量

特注家具は、一点だけ製作する場合と、同じものを複数製作する場合で、一台あたりの費用が変わることがあります。

製作には、寸法・仕様の確認、材料の手配、機械の設定、加工の段取りなどが必要です。同じ仕様の家具をまとめて製作できれば、こうした準備や作業を効率よく進められます。

一点物にも必要な準備があるため、数量が少ないほど、一台あたりにかかる準備費用の割合は大きくなります。

ただし、数量が多くても一台ごとに寸法や仕様が異なる場合は、効率化できる範囲が変わります。

6.運搬・搬入・設置の条件

家具そのものの製作費とは別に、運搬や搬入、設置にかかる費用も確認が必要です。

納品先までの距離に加え、家具の大きさや重さ、搬入経路、必要な人員によって費用が変わります。

例えば、階段での搬入、時間指定のある現場、現場での組み立てや固定作業が必要な場合は、それに合わせた準備が必要です。

見積もりを比較する際は、「製作のみ」なのか、「運搬・搬入・設置まで含む」のか、条件をそろえて確認することが大切です。

ご予算に合わせるために、相談時に伝えておきたいこと

ご相談の際は、図面や参考写真と合わせて、次の情報をお伝えいただくと、具体的な検討が進めやすくなります。

  • 家具の用途・設置場所
  • 希望するサイズと数量
  • 材料や色柄のイメージ
  • ご予算と、その予算に含めたい範囲
  • 納品先と希望納期

特に、「見た目でこだわりたい部分」「使い勝手として外せない部分」「変更してもよい部分」が分かると、ご予算に合わせた調整がしやすくなります。

例えば、目に触れる正面の仕上げを大切にしながら、見えにくい部分の材料を見直すなど、目的に合わせて費用のかけ方を考えることができます。

特注家具・店舗什器の製作は田口木工へ

特注家具の製作費は、材料・寸法・構造・金物・数量・納品条件など、複数の要素によって決まります。

田口木工では、ご希望のデザインや使い方、ご予算を伺いながら、製作方法を検討しています。

「図面をもとに見積もりをお願いしたい」「この予算でどこまでできるか相談したい」など、まずはご計画の内容をお聞かせください。仕様が未確定の場合も、決まっている内容をもとにご相談いただけます。